公開番号 2020-058332 『タンパク濃縮物合成ペースト類製造方法』

 

タンパク質の熱変性 

 

熱変性とは、タンパク質が熱により変化することを言います。

卵を茹でたり熱を加えると白身や黄身が固まります、この現象を『タンパク質の熱変性』と言います。

食品加工の工程に於いて熱殺菌工程で『タンパク質の熱変性』が生じる事で分離がおこり製品化が困難になります。

『タンパク質の熱変性』を抑制する加工方法が『タンパク濃縮物合成ペースト製造方法』です。

 

 

簡便なタンパク質補填食品を可能にする。

 

タンパク質補填食品は多数市販されていますが、サプリメント、等は継続する事で効果を示します。

プロテイン、サラダチキン、ゼリー、弁当、等を食べ続けるには、経済的にも負担がかかり飽きる傾向にあります。

家庭で食べ慣れた味噌汁、等にタンパク質が補填出来れば、継続的に摂取する可能性が高まります。

「タンパク濃縮物合成ペースト類製造方法」は、タンパク質補填食品の製造に利用することができ、食品製造に関する可能性は無限であり健康訴求に依り医療保険制度の財政状況改善の効果を奏する可能性があります。

 

発明が解決しようとする課題

 

本発明は味覚の向上、加熱に依る凝固反応を抑制し添加物を不使用とした簡便に加工できる熱変成抑制、耐冷性を有するタンパク濃縮物合成ペースト類製造方法である。

 

パパイン酵素の活性に於けるタンパク質、水の化合時に生じるタンパク質分解酵素の活性効果を損なわず冷凍保存が可能で加工に簡便な無添加の溶液を利用し、加熱に依るタンパク質の凝固反応を抑制、酵素の低温に於ける酵素活性の衰退とタンパク質を代謝する酵素の働きを助けるビタミンB5,ビタミンB6、の補酵素を付加して解凍後も酵素が活性する耐冷性を有するタンパク濃縮物合成ペースト類製造方法を作成する事を目的としている。

 

A-Vis 3738の課題

 

私たちの日本は史上最大の高齢化へ進み、高齢者の「ロコモティブシンドローム」、若年層の「免疫力の低下」等の様々な問題を抱えています。

健康の基本である「食生活」に携わる事業者の一員として、日々の食事を通じて「健康で幸福」な人を点から線、線から面へと人の輪をひろげ、「創出、実現」をテーマに新しい食品の可能性を追求し社会へ貢献する事を課題とします。